ダイバーシティ
様々な立場で働く人々

誰もが
「自分らしさ」を求めて。
多様な働き方・
多様な活躍の場の実現が、
一人ひとりの
可能性を開花させる
多様な人材が
銀行の活力となる。

愛知銀行では「男女問わず多様な働き方を実現すること」を目標に掲げ、積極的なダイバーシティ推進に取り組んでいます。女性の活躍推進から、専門性を高めるための支援、シニア層の積極登用まで、さまざまな取り組みを展開する中、その狙いや効果、現場目線での本音など、異なる立場から「愛知銀行のダイバーシティ」について語っていただきました。

  • MAN 01 - MASAHIRO KATO

    経営管理部 副部長/
    ダイバーシティ推進室 室長

    加藤 政宏

    1985年入行

  • WOMAN 01 - CHISAKO YAMAKAWA

    経営管理部 人材開発グループ
    グループリーダー

    山川 知佐子

    1982年入行

  • WOMAN 02 - MAYUMI SUZUKI

    一般渉外

    鈴木 真由美

    2006年入行

  • MAN 02 - TAKAHIRO HIRANO

    法人渉外

    平野 貴泰

    2008年入行

INTERVIEW 01
インタビュー 01

多様な働き方の
実現をめざして、
ダイバーシティ推進への取り組みを積極展開。

加藤

今日は、愛知銀行が推進している取り組みのひとつである「ダイバーシティ」をテーマに座談会を開くことになりました。皆さん、よろしくお願いします。

一同

よろしくお願いします。

加藤

本題に入る前に、まずはそれぞれ自己紹介をした方がいいかな。

山川

そうですね。では、私から。現在は人材開発グループに所属し、おもに人材育成に関わる業務全般を担当しています。たとえば研修内容の企画・運営や自己啓発のためのセミナー開催、自宅学習「e-learning」のコンテンツ考案などです。

鈴木

私は名古屋駅前支店の渉外係として、一般渉外を担当しています。個人のお客さまと一部の事業法人を対象に、愛知銀行が取り扱っている金融商品やサービスの販売・提案活動をおこなっています。現在は個人のお客さまと事業法人を約半分ずつ担当していますが、この割合は担当エリアや個人のキャリアによって多少前後すると思います。

平野

私は豊橋支店に勤務しています。鈴木さんと同じ渉外係ですが、私の場合は、事業性融資を主体とした中堅・大手向けの法人渉外になります。顧客対象は異なりますが、さまざまな選択肢の中から最適な手段を用いてお客さまが抱える課題を解決していくという点では、法人渉外も一般渉外も同じ役割を担っています。

加藤

ありがとうございます。最後は私ですね。人事部門と総務部門で構成されている経営管理部において、人事部門の副部長を務めています。人事労務管理、採用、人事考課、異動、人材育成などに関する業務を統括するポジションといえばイメージしやすいでしょうか。また、ダイバーシティ推進室の室長も兼務しています。

平野

まさに今回の座談会には適任ですね。ちなみにダイバーシティを直訳すると「多様性」を意味します。愛知銀行では、ダイバーシティをどのように捉えているのでしょうか?

加藤

簡単にいえば「性別を問わず多様な働き方を実現していく」ことです。まず前提として、愛知銀行では「人が財産」であると考えています。昨今の銀行業務において、サービスや商品で他行との差別化を図ることが難しくなっている中、地域に密着し貢献していくためには人の魅力が不可欠です。そのためには、いろんな人がいろんな形で活躍できる場が必要だと考えています。

鈴木

なるほど。そうした環境づくりの一環として、愛知銀行ではさまざまな取り組みを実施しているわけですね。

加藤

はい。たとえば「産前産後休暇」、「育児休暇」、「育児短時間勤務」といった両立支援に関する制度は、今や社会的にもよく知られた取り組みです。また女性の活躍推進という点では「女性管理職の増加」にも力を入れています。そのほかにも、シニア層の方や障がい者の方の積極雇用、海外の提携銀行での学びの機会や、国内銀行や各種専門機関へのトレーニー派遣、専門性を高めるための人材づくりの仕組み・支援などにも力を入れています。

山川

加藤さんと私はそれらの取り組みの強化を図り、本部・支店を含めて内部へと浸透させていく立場になります。実際のところ現場ではどう感じているのか、鈴木さんと平野さんにはぜひ聞いてみたいですね。

鈴木

私は育休を2回取得しました。最初に取得したのは平成23年です。当時は育休取得が浸透し始めたばかりだったので、正直にいえば、少し周囲に気を遣う部分もありました。ただ平成27年に第二子を出産し、再び取得した時には「育休取得は当たり前」という雰囲気が行内に広がっていましたね。わずか数年で、環境や意識が大きく変化したように感じます。

平野

確かに。私も、周囲の理解を肌で感じる出来事がありました。子どもの出産に立ち会うため、出産予定日に合わせて有休を申請していたのですが、タイミングが合わず、出産当日は出勤することに。ただ、その時に上司が「半日休暇を取りなさい。今すぐ帰って、出産に立ち会いなさい」と気遣ってくれました。

山川

そうなんですね。これは個人的な感想ですが、出産・育児に関してはもちろん、愛知銀行は介護に対する理解も深いと思います。私は親の介護をしていたのですが、「何かあったらすぐに対応できるように」と、わざわざ自宅に近い店舗へ配属していただきました。介護経験者にとって、この「距離」が実はとてもありがたいことなのです。核家族化や高齢化社会が進んでいる今の社会において、私に限らず同じ問題に直面する人は今後増えてくると思います。その点、介護に対して理解があるのも愛知銀行の良いところだと思います。

INTERVIEW 02
インタビュー 02

銀行が、家庭と個性を理解することで
理想のワークライフバランスを実現。

加藤

皆さんの話を聞く限り、ワークライフバランスという点ではそれぞれが自分らしい働き方を実現できているのかな、という印象を受けます。

鈴木

そうですね。結婚、出産、育休、復職を経て、現在は仕事と育児の両立ができていることを考えると、そうなのかなと思います。また、先ほどの育児の話に付随するのですが、今は短時間勤務制度を利用しています。現実的にフルタイム勤務で17時30分まで働いた後に子どもを迎えにいくのは大変なので。

平野

周囲の反応はどうですか?

鈴木

平野さんの時と同じように、周囲は理解を示してくれています。むしろ短時間勤務についても取得するのが当たり前という共通認識が浸透しているのではないでしょうか。それに、ただ取得するだけでなく、利用可能な期間が長いことも仕事と育児を両立できている理由のひとつだと思います。

加藤

なるほど。法定では子供が3歳になるまでですが、愛知銀行ではもともと小学校入学まで短時間勤務の取得が可能ですからね。さらに、子育て中の行員の声から平成28年の6月には小学校1年生が修了するまで取得期間を延ばしました。データで見ても、平成29年3月の時点で産休・育休および短時間勤務の利用者は約120名と増加傾向にあります。

山川

ちなみに、鈴木さんは二度目の復職時に渉外係になったと聞きました。部署や役割が変わったことによって、働き方に変化や影響はありましたか?

鈴木

以前は本部で勤務をしていました。そのため、子どもが熱を出した時などは休日出勤で対応することも可能だったんです。一方、今は渉外係なので休日出勤は難しいのが現実。しかし愛知銀行では私と同じ境遇の方も大勢いて、「代わりにやっておくから」、「子どもを優先していいよ」と周囲がサポートしてくれます。ですから、部署が変わったことで働きにくさを感じることはないですね。

加藤

それはよかった。

鈴木

それに、実は一人目の出産時に退社することも考えたのですが、当時の上司から「できるだけ続けてほしい」という言葉をいただき、復職を決意した経緯があります。復職後も家庭の様子を見ながら、支障のない範囲で徐々に復帰前の業務を任されるようになっていきましたし、今となっては良い選択をしたと思っています。

山川

平野さんはどうですか?

平野

私は愛知銀行に勤めながら、平成27年に名古屋工業大学大学院に入学しました。専門性という点において他行の担当者とは違う、自分だけの強みやスキルを身につけたいと思ったのがきっかけです。そのための選択肢として大学院での学びを希望しました。

山川

大学院では、どういったことを学ばれたのですか?

平野

マーケティングや製造業における品質管理などですね。また、「Finance(金融)」と「Technology(技術)」を組み合わせた「Fintech(フィンテック)」といわれる最先端の技術も学びました。

加藤

昼間は営業活動を一生懸命やって、夕方から大学院に通う、ということですよね。大変ではなかったですか? 体力的な面はもちろん、それこそ周囲の理解も必要でしょうし。

平野

はい。授業は週3日、18時からでした。愛知銀行の終業時間は17時30分なので、時間的にはギリギリのタイミング。しかし「もう時間だぞ」と周囲の皆さんが職場を離れやすい環境をつくってくれましたね。もともと大学院入学を勧めてくれたのも、当時在籍していた支店の支店長なんです。もちろん、無事に卒業もできたのも周囲の協力、サポートがあったからこそで、本当に感謝しています。現在所属している豊橋支店は製造業に携わっている企業が多く、大学院で学んだ知識を現場で活かすことができています。

鈴木

周囲のサポートは本当にありがたいですよね。でも、だからといって甘えてばかりはいけないという思いもありました。そのため、私は日々の仕事において常に物事の優先順位をつけることで、少しでも業務を効率化しようと意識的に取り組んでいました。また、急に早退しなければいけない時のことも考え、書類の保管場所を記しておくなど、サポートに入ってくれる方が困らないように仕事を整理しておくことも意識しました。

平野

私も同じです。当時は名古屋駅前支店所属でしたから、1Fと2Fを行き来して積極的に支店の皆さんとコミュニケーションをとっていました。もちろん、最優先は自身の業務効率をあげること。そのうえで、何かあった時にはお願いしやすい雰囲気や、関係づくりに努めていました。

INTERVIEW 03
インタビュー 03

「女性管理職の積極登用」は、
ダイバーシティ推進の重要テーマ。

加藤

女性のキャリア形成という点で山川さんにも話を伺いたいですね。女性初の支店長を経験されていますし、女性の管理職登用は愛知銀行が掲げるダイバーシティを象徴する取り組みのひとつですから。

山川

そうですね、こういうと元も子もないのですが…。自然の成り行きに近い部分はありますね。私が入行した当時は、まだ男女雇用機会均等法が制定されていませんでした。女性がキャリアアップをしていくという概念自体が希薄だった時代ですから。

鈴木

そんな中、キャリアを重ねて支店長ですよね? そう考えるとすごいことだと思うのですが。

山川

先程の二人の話にも通じる部分がありますが、やはり周囲の環境に恵まれていたのかな、と。それこそ、私自身はキャリアアップには執着していませんでした。ただ、お客さまに喜んでいただける銀行業務は面白いと感じていました。だから自分が楽しく働くために工夫をし、その楽しさを後輩行員にも味わってほしいと思い、頼まれてもいない指導をすることもありました(笑)。それがたまたま評価された、ということだと思っています。

平野

それでも十分すごいですよ。ダイバーシティ推進を図る愛知銀行において、女性行員のロールモデルになっているわけですから。

加藤

確かに、当時は女性が今の時代ほど活躍するのは難しい社会だったかもしれませんね。ただ、状況は大きく変化しました。たとえば愛知銀行では2008年から女性行員も渉外係を担うよう体制を一新しました。いわゆる職域の拡大ですね。それによって、支店長、次長、副長クラスに女性行員を抜擢しやすい土壌ができましたし、実際に最近は副長を担う女性行員も増えてきました。

山川

研修をしている立場として思うのですが、今の若い人たちは優秀な方がとても多いですね。男性と同じような仕事を若いうちから経験しているので、すごく成長が楽しみです。数年後には、女性支店長も当たり前のように出てくると思いますし、5年後、10年後にはさらに女性の台頭が見られると思います。そのためにも長く働ける環境づくり、つまり両立支援は大切な取り組みだと改めて思いますね。

鈴木

そう考えると、研修担当の山川さんの業務はさらに責任が重くなってきますよね。愛知銀行の一員として活躍していく人材の基礎の部分を育成するわけですから。

山川

正直、わからないことはたくさんあります。自分だけの考えを押し付けてもダメですし、試行錯誤の毎日ですね。ただ周囲には相談できる人がたくさんいます。研修内容を企画するにあたっては多くの営業店の方に話を聞いて、現場が感じる「今、必要なこと」にフォーカスを当てるようにしています。

平野

研修内容が毎年変わるのは、そういうことなんですね。納得しました。

山川

そういう意味では、昨年は大きな変革がありました。研修内容はもちろんのこと、教育体系自体を大きく見直したんです。というのも、今までは研修で学んだことをすぐにアウトプットできる機会が少ないという課題がありました。そこで、今まで以上に本部と支店との連携を強化し、研修で学んだことを各支店で実践できる体制を新たに構築したんです。また、支店で実践して終わりではなく、次回の研修時でもう一度復習するようにしました。その繰り返しによって、学んだことを実践力として身につけやすくなるのでは?と考えたのが、大きな理由です。

加藤

ジョブローテーションも同様ですね。入行してから渉外に出るまでの期間、どのような形でキャリアを重ねていくかを明確にし、同じ指導を同じタイミングで行っています。一定期間、同じキャリアを歩んだ後は適性に応じて次のステップへ進んでいくわけですが、これも男女関係なく多様な働き方やキャリアの可能性を広げるための取り組みのひとつです。

INTERVIEW 04
インタビュー 04

より働きやすい、
より魅力的な
愛知銀行にしていくために。

加藤

ダイバーシティ推進に向けて施策を打った以上は、何らかの成果が求められるものです。その点、先ほど話した産休、育休、短時間勤務の取得者数をはじめ、徐々にですが効果は見え始めていると個人的には思っています。5年間で女性の管理職比率を5.1%から10%まで引き上げることを目標のひとつに掲げましたが、それに関しても現在のところ約8.4%(平成30年4月1日現在)まであがってきています。

山川

ただし、数字ばかりを追いかけることのないようにしなければいけませんね。

加藤

はい、もちろんです。数字はあくまで目安や目標であり、まずは全員が働きやすいと感じる銀行にすること、一生懸命仕事に打ち込める環境を整えることが大事だと思っています。

鈴木

人事部門としては、どういう取り組みが考えられるのでしょうか?

加藤

すでに実践していることですが、2018年度からジョブローテーションの中で、渉外になる前の基礎教育期間を明確化、全員に公平に機会を与える取り組みを始めました。また年齢バランスでいえば、35〜40歳の層が薄い傾向にあります。5年後には支店長などを担う立場ですし、その穴を埋めるためには若手の積極登用や、あるいはシニア層の活用なども考えていかなければなりません。世の中では「働き方改革」への機運が高まっていますが、それも含めてどのように人を育てていくか、やはり原点はそこに尽きると思います。簡単に退社や離職という選択をしなくて済むような、長く働ける仕組みづくりですね。

平野

研修面ではいかがですか?

山川

まさに今、それを一生懸命考えているところです。1年目に関しては社会人としての基礎をしっかりと教えなければいけません。ただ人を育てることに重きを置いた場合、やはり一番いいのは現場で実践を積むことです。そう考えると、支店でのOJT研修の中身をより濃いものにするため、私たち本部側がどれだけフォローできるかが大事になります。時代によってお客さまのニーズが変わるように、銀行員として求められる能力やサービスも変わっていくものです。その変化にしっかりとアンテナを張り、その時々で何が必要なのかを見極めながら進めていきたいと考えています。

加藤

逆に現場で活躍する方々としては、今後どのような働き方を求めていきたいですか?

鈴木

仕事の幅を広げていくことで、今までよりもさらに自分自身を豊かにしていきたいですね。いろんな経験を通して自分を磨くことで、お客さまへの提案の幅が広がると思うので。まずは自分の成長を考えたいと思っています。私のような働き方がすべての女性にあてはまるわけではありませんし、人によって選択肢は変わると思います。多様な働き方がある中のひとつとして、これから愛知銀行で働く方にとって何か参考になる部分があると嬉しいですね。

平野

私もそう思います。就職した会社で与えられた仕事をするだけでなく、自己啓発の一環として私のようなケースもあるんだ、と。個人的には係長を任されているので、プレイヤーとしてはもちろん、今後は後輩指導にも力を入れていきたいですね。たとえば若手行員や営業に出たばかりの後輩に同行したり、時には一緒に飲みに行ったり。私自身がそういった先輩のサポートによって救われた部分が多々あったので、同じように支えてあげたいですね。若い人材は、これからの愛知銀行を担う財産ですから。

加藤

では最後に、それぞれが思う愛知銀行の魅力を聞いてもいいですか? 私が思うのは、「自分の成長につながる場所」だということ。一生懸命がんばっていれば、必ず誰かが見ていてくれる。そんな銀行です。これは自信を持っていえる愛知銀行の魅力です。

鈴木

「成長」というキーワードは同じですね。現場目線で見れば、やはり時には大変だなと思うこともあります。しかし、そのたびに必ず誰かが手を差し伸べてくれます。一人の力で頑張る努力も大切ですが、それをサポートしてくれる人たちと一緒に成長していけるのも、愛知銀行の魅力だと思います。

平野

今も仕事を続けていられるのは、過去に同じ支店で一緒に働いた仲間との間に築いた人間関係や絆が強く影響しています。気軽に悩みを相談できる仲間がいたから、辛い時も乗り越えることができたと思っています。支店が違うからライバルではなく、一度仕事をしたらずっと仲間。愛知銀行では、そんなファミリーのような関係性を築くことができます。

山川

私は人材開発グループの立場として一言。人の良さは愛知銀行の魅力ですが、決して環境に甘えている人の集まりではありません。私も大勢の方が短時間勤務を取得する様子を間近で見てきましたが、みんな時間内に業務を終わらせようと生産性の高い仕事をしてくれる方ばかりです。一生懸命がんばる人だから、周りも応援するということを胸に留めておいていただきたいですね。私自身については、一人でも多くの人に魅力的な銀行だと感じてもらえるように、自分の経験を還元していくことだと思っています。