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初めての一人暮らし、何を準備すればいい?費用を抑えるためのポイントも説明

目次

大学進学や就職をきっかけに、初めての一人暮らしをスタートする人も多いですよね。とはいえ、「何から準備すればいいの?」「どれくらいお金がかかるの?」と不安を感じている人もいるのではないでしょうか。

この記事では、一人暮らしの準備の流れや、費用がかかるポイント、上手に節約するためのコツを紹介します。初めてでも迷わず準備を進められるように、安心して新生活を始めるためのヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。

  • 本記事は2026年1月時点の情報をもとに作成しています。

一人暮らしの準備は何から始める?まず全体の流れを知っておこう

一人暮らしの準備は、思った以上にやることが多いですよね。まずは、全体の流れをざっくり知っておくことで、必要な手続きや買い物を進めやすくなります。

<引っ越し準備の全体フロー>
  1. 家を決める
  2. 家具・家電をそろえる
  3. 引っ越し業者・引っ越し日時を選ぶ
  4. 電気・ガス・水道・インターネット回線の契約
  5. 役所で転出届/郵便物転送手続き
  6. 荷造り(不用品の整理)
  7. 引っ越し当日:搬出・搬入・荷ほどき
  8. 引っ越し後:各種住所変更

この中で特にお金がかかりやすいのは、「1.家を決める」「2.家具・家電をそろえる」「3.引っ越し業者を選ぶ」「4.電気・ガス・水道・インターネット回線を契約する」の4つです。

ここからは、お金がかかりやすいポイントを中心に、注意点や費用を抑えるためのコツを紹介します。

1.家を決める

一人暮らしの準備は、まず住む家を決めることから始まります。家探しは、2〜3か月前から動き始めるのが理想です。大学入学や就職が重なる1月~3月は、良い物件が埋まりやすい時期であるため、早めに探し始めるほど気に入る部屋に出会いやすくなりますよ。

物件を探すときに多くの人が悩むのが、家賃をいくらに設定するかという点ではないでしょうか。家賃は毎月発生する固定費であり、金額次第でその後の生活の余裕が大きく変わります。そのため、感覚だけで決めるのではなく、生活費とセットで考えることが重要です。

<一人暮らしの月間平均支出額(目安)>

項目

月平均額

消費支出

16万9,547円

食費

4万8,204円

住居費

2万3,373円

光熱・水道代

1万2,817円

家具・家事用品

5,938円

衣服・靴

5,175円

保健医療費

8,502円

交通・通信費

2万564円

教養娯楽費

2万375円

その他の消費支出

2万4,592円

参考:総務省統計局|家計調査報告家計収支編2024年(令和6年)平均結果の概要


このデータを見ると、住居費以外にも色々な出費がありますよね。特に都市部で一人暮らしをする場合は、家賃や物価が高くなりやすく、平均よりも生活費がかさむケースも少なくありません。

家賃の目安としては「手取りの3分の1」といわれることもありますが、実際には生活費とのバランスを見ながら考えることが大切です。例えば、新卒社会人の平均的な初任給を想定し、手取りが18万円の場合を考えてみます。手取りの3分の1にあたる家賃は約6万円、4分の1であれば約4万5,000円です。

前述のとおり、一人暮らしの月間平均支出は約17万円で、住居費を除いても約15万円です。手取り18万円で家賃が6万円の場合、毎月の支出はかなりタイトになります。特に都市部で一人暮らしを始める場合は、「手取りの3分の1」をそのまま当てはめるのではなく、4分の1以下に抑えることを一つの目安としておくと、急な出費にも慌てにくくなりますよ。

家賃を抑えるためのポイント

同じエリアでも、条件が違うだけで家賃は大きく変わります。例えば、駅徒歩5分・バストイレ別・築5年以内・プロパンガスの1Kの物件では家賃がおおよそ8.5万円程度であるのに対し、駅徒歩5分以上・ユニットバス・築40年以上・都市ガスの1Kの物件では、6.7万円程度に抑えられるケースもあります。

家賃を少しでも下げたいときは、次のポイントを参考にしてみてはいかがでしょうか。

  • ユニットバスの物件を選ぶ
    ユニットバスの物件は、家賃が安めで、掃除しやすいのがメリットです。「カビが発生しやすい」という声もありますが、換気扇をこまめに使う、入浴後に窓を開ける、定期的に防カビ剤を使用するなどの工夫をすれば、清潔に保ちやすくなります。
  • 都市ガスの物件を選ぶ
    都市ガスの物件は、プロパンガスに比べてガス料金が安くなる傾向があります。毎月のガス代を抑えやすいため、結果として生活費全体の負担軽減につながりますよ。
  • 駅から少し離れた物件を選ぶ
    徒歩10分〜15分ほど駅から離れた物件は、駅近の物件よりも家賃が安くなる傾向があります。駅から多少距離があっても、自転車を利用すれば通勤・通学の負担が軽くなります。自転車の利用を検討する場合は、自宅や最寄り駅近くの自転車置き場の有無や夜道の明るさ、治安について事前に確認しておくことをおすすめします。
  • 都市中心部から少し離れたエリアの物件を狙う
    生活に支障がない範囲で少し離れた郊外の物件を選ぶと、同じ設備や間取りでも、都市中心部よりも家賃がぐっと下がることがあります。
  • 低層階の部屋を選ぶ
    同じ物件でも、上階よりも低層階の方が家賃は安くなることがあります。低層階の部屋を選ぶ場合は、次のような点を事前に確認しておくと、安心して暮らしやすくなります。
    • ベランダや窓から侵入しやすい構造になっていないか
    • 外から部屋の中がすぐに見えてしまう位置に窓がないか
    • 大きな道路に面しておらず、夜間も一定の人の目がある環境かどうか
  • 築年数が古い物件を狙う
    築年数が経っている物件は、同じ間取りでも家賃が低めに設定される傾向があります。ただし、部屋の設備が古いままの場合もあるため、水回りの状態やコンロ、エアコンなどが問題なく使用できるか、事前に確認しておきましょう。

「初めての一人暮らしで、生活費や家賃がどれぐらい出せるのかイメージが掴みづらいな……」という人は、こちらの記事も是非チェックしてみてください。1か月あたりの生活費についても書かれていますよ!

2.家具・家電をそろえる

住む家が決まったら、生活に必要な家具・家電をそろえていきます。ただし、一人暮らしを始めるにあたって、最初からすべてを用意する必要はありません。まずは「最低限これだけあれば生活できるもの」を知っておくことで、出費を抑えながら無理なく新生活をスタートできます。

一人暮らしを始める際に、優先的に準備しておきたい家具・家電は、次のとおりです。

【最初にそろえておきたいもの】
  • 冷蔵庫(目安:100〜200L)
  • 洗濯機(目安:5〜6kg ※コインランドリーを頻繁に使う人を除く
  • 電子レンジ
  • 寝具
  • カーテン
  • 照明(備え付けがない場合は必須)
  • ガスコンロ(自炊をする人は必須)

一方で、次のような家具・家電は、実際に住んでみてから買い足しても問題ありません。「必要かどうか」が見えてからのほうが、買い物が失敗しにくいですよ。

【後から買い足してもよいもの】
  • ベッド
    一人暮らしの部屋では場所を取るため、必要だと感じてから検討しても遅くない
  • ソファ
    部屋の広さによっては、かえって動線の邪魔となることがある
  • 大型の掃除機
    フローリング中心であれば、ワイパーなどで代用できることもある
  • テーブル
    最初はローテーブルや折りたたみ式でも十分な場合が多く、動線や食事などの生活スタイルが固まってからサイズや高さを選ぶと失敗しにくい
  • 収納家具
    段ボールや収納ボックス、突っ張り棒などで様子を見て、持ち物の量や動線に合うものを後から追加するほうが無駄が出にくくなる
  • テレビ
    スマホやタブレット、パソコンで視聴が完結する人も多いため、視聴スタイルや設置スペース、配線の手間を踏まえて、本当に必要だと感じたタイミングで導入すればよい

家電付き物件を選ぶ方法もありますが、家賃が高めに設定されていることも多く、長い目で見ると割高になりやすい点には注意が必要です。

一人暮らしの初期費用を抑える方法

家具や家電を全て新品でそろえると、初期費用が大きくふくらんでしまいます。節約したいときは、中古品を活用したり、人から譲ってもらったりするのがおすすめです。

  • 中古家電セット(3点セットなど)を活用する
    冷蔵庫・洗濯機・電子レンジは、家電量販店の一人暮らし向け3点セットを選ぶと、シンプルなモデルなら5万円前後でそろえられることがあります。さらに費用を抑えたい場合は中古も選択肢で、3万〜5万円台まで下がるケースもあります。中古は保証がない、または短い場合もあるため、安心感を重視する人は新品を選ぶのがおすすめです。
  • フリマアプリで状態の良い家電を探す
    フリマアプリでは、数千円〜1万円台で家電が見つかることがあります。購入前には、動作確認の有無、出品者の評価、配送方法を確認しておくと、買い物を失敗しにくくなります。また、不用品の譲渡・売買を行っているアプリでは、家電を無料で譲ってもらえる場合もあるため、そのようなサービスも見て回るのがおすすめです。
  • 家族や友人から譲ってもらう
    家族や友人など身近な人に不要な家具・家電がある場合は、譲ってもらえることもあります。その際は、幅や高さなどのサイズが部屋に合うか、搬入がスムーズにできるかをあらかじめ確認しておくのがおすすめです。

3.引っ越し業者を選ぶ

引っ越し業者には、「大手の業者」と「地域の業者」の2種類があります。

大手の業者は、料金がやや高めですが、そのぶん保証が手厚く、サービスの質も安定しています。そのため、初めての引っ越しでも安心して任せられる傾向があります。

地域の業者は、料金が低めに設定されていることが多く、コストを抑えたい人にとっては魅力的です。ただし、保証内容やサービスに差が出る場合もあるため、どこまで対応してもらえるかを事前に確認しておくと安心です。

引っ越し料金を抑えるコツ

引っ越し料金を少しでも抑えたい人は、次の工夫を試してみてはいかがでしょうか。

  • 相見積もりを2〜3社から取る
    同じ条件でも、業者によって料金に数万円の差が出ることがあります。比較するときは、日時・距離・荷物量を同じ条件でそろえるのがポイントです。
  • 繁忙期(2月〜4月)を避ける
    進学・就職シーズンにあたる2月〜4月は、1年で最も料金が高くなる時期です。しかし、5月〜翌1月は、料金が落ち着き、同じ条件でも半額近くまで下がることもあります。
  • フリー便を利用する
    「フリー便」は、業者の空き時間に合わせて引っ越しするプランです。日時を選べない代わりに、料金が安くなるのがメリットです。
  • 平日に引っ越しを行う
    土日祝はどうしても予約が集中するため、料金が高くなります。時間に余裕がある場合は、平日の引っ越しを選ぶと節約につながります。
  • 荷物を減らして、より小さいトラックで済むようにする
    引っ越し料金は、「トラックの大きさ×スタッフ人数×移動距離」で決まります。荷物が少ないほど、小さいトラックで運べて、その分スタッフの人数も抑えられるため、料金を下げやすくなります。

一括見積もりサイトは便利ですが、複数の業者から電話がたくさんかかってくることもあります。電話でのやり取りが苦手な場合は、メールだけで見積もりできるサイトを利用したり、自分で業者に問い合わせて見積もりを取ったりする方法もおすすめです。

4.電気・ガス・水道・インターネット回線を契約する

電気・ガスの料金は、契約する会社やプランによって大きく変わります。引っ越し中はやることが多くバタバタするため、まずは基本的なプランを契約し、生活が落ち着いてから内容を見直す方法でも十分です。

ライフラインの費用を抑えるための方法

毎月支払う電気・ガス・水道・インターネットなどの料金は、工夫次第で節約につながります。ここでは、取り入れやすい節約方法を紹介します。

  • 電気・ガスの料金比較サイトで相場を確認する
    比較サイトを使うと、郵便番号・世帯人数を入力するだけで、今使っている電力・ガス会社よりどれぐらい安くなるかを計算してくれます。電気の場合、電力使用量が分かればより正確に算出できますが、分からない場合でもおおよその年間使用料をもとに算出してくれます。ガスの場合は前月分の使用料金を入力すると、使用量を算出してくれます。
  • 電気とガスのセット割を活用する
    電気・ガスを同じ会社でまとめて契約すると、「セット割」を利用できることがあります。セット割のメリットは、支払いが一つにまとまり、管理しやすくなる点です。ただし、別々に契約した方が安い場合もあるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
  • インターネット無料の物件を選ぶ
    物件によっては、インターネット回線とプロバイダー契約があらかじめ含まれており、入居後すぐに使える「インターネット無料」の物件があります。月額のインターネット料金がかからないため、毎月の固定費を減らせます。インターネット料金として月4,000〜6,000円程度かかることが多いため、インターネット無料の物件を選ぶことで、年間にすると数万円もの節約につながるケースもあります。
  • 必要以上に高いスマホのプラン(大容量・高速通信)を選ばない
    一人暮らしの場合、スマホの通信量が無制限のプランや、最新の高速通信に対応した高額プランが、必要でないこともあります。自分の使い方に合わせて、無理のない料金プランを選ぶのがコツです。

要注意!引っ越しならではのお金のトラブル

引っ越しの際は、家電や各種サービスを勧められる場面が多くありますが、その場ですぐに決めず、「本当に今の生活に必要かどうか」を落ち着いて考えることが大切です。本当はいらなかった契約によって出費が増えてしまうケースも少なくありません。

引っ越しに関連して、よくあるトラブル例としては次のようなものがあります。

  • 光回線の申し込みで「高額キャッシュバック」をうたわれたが、条件が複雑で受け取れなかった
  • 引っ越し業者の見積もりと実際の請求額が大きく異なり、後から高額な追加料金を請求された
  • 引っ越し業者の仲介でウォーターサーバーを勧められ、「契約するとキャッシュバックがある」と言われたものの、部屋が狭く月額費用も負担になり、解約を考えることになった

このように、引っ越し中にサービスや家電を勧誘されることは珍しくありませんが、「あとで困らないか」「今すぐ必要か」という視点で考えることが重要です。
引っ越し準備は、最初からすべてを完璧にそろえようとせず、まずは最低限で始め、必要だと感じたものを後からそろえると、無駄遣いを減らせます。

また、契約後に「説明と違っていた」「やはり不要だった」と感じた場合でも、契約内容や条件によってはクーリングオフ制度を利用できることがあります。困ったときは、一人で判断せず、消費生活センターなどの公的な相談窓口に相談すると安心です。

まとめ

一人暮らしの準備は、やることが多いように感じるかもしれませんが、全体の流れを知っておけばスムーズに進められます。特に、家選びや家具・家電の購入、引っ越し業者選び、電気・ガスなどの契約は費用がかかりやすいポイントであるため、いろいろと工夫しながら節約を目指すのがおすすめです。

今回紹介した内容を参考にしながら、自分に合ったペースで無理なく新生活の準備を進めてみてください。そうすれば、安心して新しい暮らしをスタートでき、毎日の生活もきっと楽しく充実したものになるはずです。

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