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お金の貯め方のコツって?無理なく賢くお金を貯める方法

目次

「気づいたら毎月ギリギリ…」「節約しているつもりなのに、全然貯まらない」というお悩みを抱えていませんか?

実は、貯金がなかなかできない人には、いくつかの共通点があります。ほんの少し意識を変えて、貯金するための仕組みをつくることで、誰でも無理なくお金を貯められるようになります。

この記事では、日々の生活の中で気軽に取り入れられる貯金テクを、わかりやすくご紹介します。「節約しなきゃ」と自分を追い込まず、楽しくお金を貯めるために、ぜひ参考にしてください。

なんでお金が貯まらないの?みんながやりがちな3つのコト

  • どうしてわたしはお金が貯まらないの?

「周りのみんなは貯金しているのかな?」「全然貯金できていないのは私だけ?」と不安に思っている方もいるでしょう。しかし、実はあなただけではありません。

金融広報中央委員会の調査によると、一人暮らしの人のうち、なんと41.3%が年間の手取り収入から「貯蓄しなかった」と回答しています。多くの人が、お金を貯めることに難しさを感じているのです。

では、お金が貯まりやすい人と、貯まりにくい人の違いはどこにあるのでしょうか。考え方や行動を比べてみました。

お金が貯まりにくい人の特徴と貯まりやすい人の考え方の比較

項目お金が貯まりにくい人お金が貯まりやすい人
基本的な考え方 貯金 = 収入 − 支出
(残ったお金を貯金)
支出 = 収入 − 貯金
(先に貯金分を確保)
お金の出入りの把握 手元に入ってきたお金はわかっているが、使ったお金は不明確 手元に入ってきたお金・使ったお金の両方ともわかっている
買い物の仕方 予算を決めずに衝動買いが多い 計画的に必要なものだけ購入
貯金の方法 余ったら貯金しようと考える あらかじめ貯金分を分けておく

もし「お金が貯まりにくい人」の項目にドキッとしたなら、それが貯金への第一歩です。お金が貯まりやすい人に変わるために、ここではお金が貯まりにくい人が「やりがちなコト」を3つ紹介します。

  • 毎月何にいくら使っているかわからない
  • 残ったら貯金しようと考えている
  • ご褒美のつもりでつい浪費してしまう

気づいたらお財布が空っぽ!毎月のお金の出入り、わかってる?

「お給料の金額はわかっているけど、何にいくら使ったかよくわからない…」。これは、お金が貯まらない人によくあるパターンの一つです。

ある調査では、自分に入ってくるお金と、使ったお金のバランスについて「意識したことがない」と答えた人は、全体の81.6%でした。ほとんどの人が、自分のお金の流れをちゃんと見えていないのかもしれません。

給与の明細を見れば収入はすぐにわかります。しかし、現金払いや、クレジットカード、スマホ決済など様々な方法でお金を使うため、実際にいくら使ったのかはわかりにくいものです。でも、ここを曖昧なままにしておくと、どこで無駄遣いをしているのか気づけず、いつまでもお金は貯まりにくくなってしまいます。

まずは、ざっくりで構いませんので、毎月「何にいくら使っているか」を書き出してみるのがおすすめです。以下のリストを参考にすると、整理しやすくなります。

使ったお金を整理するのに便利な項目リスト

  • 食費
  • 趣味・娯楽費
  • 住居費(家賃など)
  • 水道光熱費、通信費
  • 交通費
  • 医療費、保険料

「余ったら貯金しよ~」が貯まらない原因だった!?

「今月余った分は貯金しよう」という考え方は、なかなか貯金ができない原因のひとつです。
「貯金 = 収入 − 支出」という考えでは、先にお金を使ってしまい、お金が残りにくくなります。

一方、お金が貯まりやすい考え方は、発想が逆です。お給料が入ったら、まず先に貯金する分を分けて、その残りで生活する「支出 = 収入 − 貯金」の考え方を実践しています。

この「お金を分ける」という一手間がとても大切です。最初に貯金分を分けておけば、後からがんばって我慢しなくても、無理なくお金を貯める習慣が作れます。

「自分へのご褒美」が多くない?ついつい買っちゃう衝動買い

最後に見直したいのが、「自分へのご褒美」の買い物です。仕事帰りに立ち寄ったコンビニでのスイーツ、新作コスメの購入、友達とのカフェめぐりなど、「自分へのご褒美」はちょっとした楽しみになりますよね。気分転換にもなりますが、こうした買い物が増えると、意外と大きな金額になってしまうことがあります。

特に、あらかじめ予算を決めずに買い物をしていると、無意識のうちに使いすぎてしまう傾向があります。また、「収入が多いから大丈夫」と油断してしまうのも注意が必要です。収入が増えても、それに合わせて使うお金も増えれば、思うように貯金はできません。

こうした無駄遣いが続いてしまう背景には、気づかないうちにストレスがたまっている場合もあります。疲れているときや気分が落ち込んでいるときに、「何か買ってリフレッシュしよう」と思った経験はありませんか?

一時的には気分が晴れるかもしれませんが、後悔や罪悪感を覚えやすくなります。そんなときは、買い物以外の方法で気分転換するのがおすすめです。たとえば、軽い運動やウォーキングは、リフレッシュ効果があるだけでなく、衝動買いをしにくくなります。

貯金ゼロから卒業!今日からできる、賢い貯金テク6選

  • 賢い貯金テク6選

ここでは、誰でもすぐに始められる6つの貯金テクニックをご紹介します。

  • 先取貯金で使う前に貯める
  • 目的別に口座を分ける
  • 固定費を見直す
  • フリマアプリやゆる副業で収入アップする
  • NISAやiDeCoなどの制度を活用する
  • 貯蓄型保険を活用する

これらの方法は、主に「使うお金を減らす」「収入を増やす」「自動化する」の3つに分類されます。それぞれの方法はシンプルですが、いくつかを組み合わせることで、より効果的にお金を貯められるようになります。自分に合った方法から、気軽にチャレンジできると良いですね。

がんばらなくてもOK!自動で貯まる「先取り貯金」を始めよう

「気をつけていても、つい使いすぎてしまう…」という方におすすめなのが「先取り貯金」です。お給料が入ったタイミングで、あらかじめ決めた金額を貯金として分けてから使う方法です。

先取り貯金にはいくつかの方法がありますが、ここでは「積立式定期預金」と「財形貯蓄制度」を紹介します。

  • 積立式定期預金
    毎月決まった日に、普通預金から定期預金へ自動で振り替えるサービスです。銀行アプリや窓口で一度設定すれば、あとは何もしなくてもOKです。
  • 財形貯蓄制度
    勤務先に制度がある場合は、毎月のお給料から自動で差し引かれて貯金されます。無理なく、気づかないうちにお金が貯まるのが魅力です。

どちらも、ATMに行ったり振込手続きをしたりする必要がなく、自動的にお金が貯蓄用の口座に貯まります。「気づいたら貯まっていた」という状態を作りやすいのが魅力です。

旅行用、推し活用に!目的別に口座を分けてモチベUP

お金を一つの口座にまとめていると、生活費なのか貯金なのかが曖昧になり、つい使いすぎてしまいがちです。そこでおすすめなのが、目的別に口座を使い分ける方法です。

たとえば、お給料が振り込まれる口座とは別に、以下のような4つの口座を用意するという方法があります。

口座の種類概要
固定費用口座 家賃や光熱費など、毎月必ず出ていくお金用
生活費用口座 食費や交際費など、普段使うお金用
貯金用口座 旅行や推し活など、目標のある貯金
緊急時用口座 急な病気や冠婚葬祭に備えるお金用

このように分けることで、「旅行や推し活用のお金がこんなに貯まった!」と目標までの進み具合がひと目で分かり、貯金のモチベーションがぐっと上がります。

毎月自分で振り分けるのが面倒なら、銀行の自動振込サービスを活用するのがおすすめです。一度設定すれば、毎月自動でそれぞれの口座に振り分けられるので、手間なく管理できます。

スマホ代やサブスク、見直すだけ!毎月の出費をかしこく減らそう

毎月の出費を減らすなら、まずは固定費の見直しから始めてみてはいかがでしょうか。固定費とは、毎月決まって支払われるお金のことで、通信費や光熱費、保険料、サブスクリプションなどがあげられます。一度見直すだけで、その先ずっと節約効果が続くため、コスパのよい貯金テクと言えます。

固定費を見直す際は、以下のポイントを確認してください。

固定費の種類確認ポイント
通信費 大手キャリアから格安SIMに乗り換えるだけで、毎月のスマホ代が数千円安くなることがあります。他に安いプランやキャンペーンがないかを定期的に確認すると、お得なプランやキャンペーンを見逃しにくくなります。
光熱費 電力やガスの自由化により、より安い料金プランの会社を選べるようになりました。電気料金の比較サイトを活用すれば、自分に合ったプランが簡単に見つかります。
保険料 今の自分に合っていない保険に入っている可能性もあります。保障内容や保険料のバランスを見直し、必要な保障だけを残すことで、保険料を減らせます。
サブスクリプション 使っていない動画配信サービスや音楽アプリなどがないか確認してください。似たようなサービスが複数ある場合は、一つだけ残して他は解約してみてはいかがでしょうか。

お部屋もスッキリ!フリマアプリや“ゆる副業”で収入をプラス

節約に加えて、「収入を増やす」ことも貯金の近道です。難しく考えず、できることから始めてみましょう。

たとえば、フリマアプリを使えば、使わなくなった服や雑貨、コスメなどを手軽に売れます。お小遣い稼ぎになるだけでなく、部屋が片付くことで無駄な買い物も少なくなります。

スキルがなくても始められる“ゆる副業”も選択肢のひとつです。クラウドソーシングでのデータ入力や、ポイントサイトでのコツコツ作業などがあります。

なお、副業による所得(収入から経費を差し引いた額)が年間20万円を超える場合は、確定申告が必要です。20万円を超えないように収入を調整するか、20万円を超えた場合には忘れずに確定申告を行ってください。

NISAやiDeCoって何?おトクな制度を賢く使ってみる

国が用意している、おトクな税制優遇制度を使ってみるのも、一つの手です。「なんだか難しそう…」と思わずに、まずはどんな制度なのか知ることから始めてみてはいかがでしょうか。なかでも人気があるのは、NISA(ニーサ)とiDeCo(イデコ)です。

NISA(ニーサ)は、株や投資信託で得た利益に税金がかからない制度です。少ない金額から始められるため、初心者でも気軽に取り組めます。

一方、iDeCo(イデコ)は自分で積み立てる年金のような制度です。自分で出したお金(掛け金)が税金の対象から外れるため、節税効果が期待できます。60歳まで引き出せない代わりに、老後のための貯金に役立ちます。

以下に、NISAとiDeCoのメリットとデメリットをまとめました。

項目NISAiDeCo
メリット
  • 投資で得た利益に税金がかからない
  • いつでも好きなときにお金を引き出せる
  • 株式や投資信託など、いろんな商品から選べる
  • 18歳以上なら誰でもスタートできる
  • 年間最大360万円まで投資できる(つみたて枠120万円+成長枠240万円)
  • 毎月の掛金分、税金が安くなる
  • 投資で増えたお金に税金がかからない
  • 受け取るときも税金がお得に
  • 老後のお金をコツコツと貯められる
  • 元本が減らない定期預金タイプも選べる
デメリット
  • 毎月の掛金で税金は安くならない
  • 投資なので元本割れの可能性もある
  • 口座は1人1つだけしか作れない
  • 金融機関を変えるのは1年単位で面倒
  • 60歳まで引き出せない
  • 口座管理などに手数料がかかる
  • 選べる商品が少なめ(最大35種類)
  • 職業によって積立できる金額に上限がある

そのほかにも、以下のような制度を活用することもおすすめです。

  • ふるさと納税
    応援したい自治体に寄付をすると、住民税や所得税が減って、特産品などももらえる制度です。寄付した金額のうち自己負担2,000円を除いた分が住民税・所得税から控除されます(所得に応じて上限あり)。さらに、地域の特産品などの返礼品がもらえるため、節税しながらおトクを実感できる制度として人気です。
  • 医療費控除
    1年間に払った医療費の合計が10万円(その年の総所得が200万円未満の場合は、総所得の5%が基準)を超えた場合、所得税や住民税が安くなる制度です。病院代だけでなく、薬局で買った市販薬や、病院に通うための交通費も対象になる場合があります。
  • 生命保険料控除
    1年間に支払った生命保険・介護医療保険・個人年金保険の保険料に応じて、所得税や住民税が安くなる制度です。最大12万円まで所得控除が受けられます。
  • 地震保険料控除
    地震保険に入っていると、所得税や住民税が安くなる制度です。年間の保険料が所得控除の対象で、最大で5万円までが控除されます。

将来の安心もGET!保険でコツコツ貯金するのもアリ

保険は「もしものときのため」だけではありません。なかには、お金を貯められる「貯蓄型保険」という種類もあります。

たとえば、個人年金保険や養老保険などがこれにあたります。毎月保険料を払うことで、将来のためのお金を少しずつ貯めながら、いざというときの備えもできる仕組みです。

貯蓄型保険のメリット・デメリット

メリット
  • 満期になると、ボーナスとして保険金がもらえる
  • 途中でやめた場合でも、払ってきた保険料が返ってくる
  • 満期以降は、払った以上のお金が返ってくる可能性がある
  • 保険料は自動で引き落とされるため、「つい使ってしまう」という心配はない
デメリット
  • 満期になる前にやめると、戻ってくる保険料が少なくなるリスクがある
  • 普通預金のように、簡単には引き出せない

特に魅力的なのが、保険料が自動でお金が引き落とされる仕組みです。「今月は色々と使ってしまったから、貯金はナシで」ということが起こりにくくなります。その結果、これまで貯金がうまくいかなかった方でも、無理なくコツコツと将来のためのお金を貯められるのです。

ただし、契約してすぐにやめてしまうと、戻ってくる保険料が少なくなるリスクがあります。満期まで加入できるように、余裕を持った金額設定が大切です。計画的に活用すれば、保障と貯蓄を同時にかなえる心強い選択肢となるでしょう。

三日坊主にならない!楽しく貯金を続けるための3つのヒント

「今日から貯金を始めよう!」と意気込んでも、数日で諦めてしまった経験がある方も多いでしょう。貯金を無理なく続けるためには、がんばり過ぎずに実行できる目標や、ちょっとした工夫が欠かせません。

ここでは、楽しみながら自分のペースで続けられる、貯金のコツを3つご紹介します。

「ご褒美旅行」のために!目標と期限を決めてやる気UP

なんとなく「お金を貯めたい」と思うだけでは、モチベーションは続きにくいものです。そんなときは「何のために、いつまでに、いくら貯めるか」といった具体的な目標を立ててみてください。目標が決まったら、必要な金額を達成するには毎月いくら貯めればよいかを計算します。

たとえば、2年後(24か月後)に100万円を貯めたい場合は、毎月約4.2万円を貯金すれば目標を達成できます。

100万円 ÷ 24カ月 = 約4.2万円/月

目標金額から逆算した毎月の貯金額の例

貯金の目的目標金額期限毎月の必要貯金額
海外旅行資金 約36万円 1年後 約3万円
引っ越し費用 約100万円 2年後 約4.2万円
結婚資金 約300万円 5年後 約5万円
マイホーム頭金 約600万円 5年後 約10万円
子どもの大学進学費用 約400万円 10年後 約3.3万円

もちろん、目標は1つである必要はなく、「旅行用」と「将来用」など、複数の目標を同時に進めても構いません。その際は、目的ごとに口座を分けて管理することで、お金の使い道がわかりやすくなり、管理もしやすくなります。

まずはワンコインからでもOK!少しずつ貯金に慣れていこう

貯金を始めるときにやりがちな失敗が、最初から張り切りすぎて高すぎる目標を立ててしまうことです。毎月の積立額を多く設定しすぎると、生活が苦しくなってしまい、続けられなくなってしまいます。

大切なのは、金額の大きさよりも「貯金を続ける習慣」を身につけることです。まずは月1,000円や、500円玉1枚といった無理のない金額でスタートし、慣れてきたら少しずつ金額を増やすことがおすすめです。もし途中で「この金額はちょっとキツい」と感じたら、やめてしまうのではなく、積立額を減らして続けてみてくださいね。

レシート撮影だけ!家計簿アプリで楽しくお金の管理

「家計簿=めんどう」というイメージを持っている方も多いかもしれません。しかし、最近ではスマホの家計簿アプリを使えば、使ったお金を手軽に楽しく管理できます。

レシートをスマホで撮影するだけで、何にいくら使ったのかを自動で読み取ってくれる機能もあり、手間なく使ったお金の見える化ができます。使ったお金がグラフなどで一目でわかるようになると、自分がどこにお金を使いすぎているのかを知れて、自然と節約しようとする意識が高まります。

ゲーム感覚で続けられるアプリも多く登場しているので、自分に合ったツールを活用し、楽しみながらお金の管理を習慣にしていきましょう。

あいち銀行で「貯金できる私」、はじめよう!

お金を貯めることは、決して我慢ばかりの辛い作業ではありません。大切なのは、目標を決めてコツコツ貯めたり、アプリを活用して楽しく管理したりと、自分に合ったスタイルで無理なく続けることです。こうした工夫を積み重ねていけば、自然と貯金が生活の一部になっていきます。

そのためにも、まず貯金をしやすい環境を整えるところから始めましょう。信頼できる金融機関を選び、管理しやすい口座を持つことで、日々の貯金がぐっと身近になります。

たとえば、あいち銀行なら、スマートフォンから簡単に口座開設ができるため、思い立ったその日からすぐに貯金を始めることが可能です。残高や使ったお金の管理グラフをどこからでも確認できて、貯金のモチベーションが高まります。

「お金を貯めたい」と感じた今が、はじめ時です。まずはあいち銀行で貯金用の口座を開設してみませんか?

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